筋ジストロフィーを中心とする重度障害者の入所施設を招待。なかには20歳過ぎの成人も見られたが、10〜15歳が中心。6割がほとんど動けない状態で、車いすやベッドに寝たまま、あるいは生命維持装置をつけたまま訪れ、普段体験することのできないゲームを楽しんだ。 子供ひとりに先生がひとりずつ必要であるため、午前と午後と2回に分けて招待。まず、全員で好きなだけ存分にプリクラを撮り、続いてUFOキャッチャー、太鼓の達人などを先生が手を添えて一緒にボタンを押すなどしてプレイした。 この企画は、中嶋会長が施設を訪れ趣旨を説明して実現。施設側にも喜んで賛同していただき、子供たちは「ゲームセンターに行けるんだ!」とこの日が来るのを指折り数えて待っていたとのこと。 通常、筋ジストロフィーでは顔の表情を変化させることはできないが、そうしたなかにおいても、「目の動き、瞳孔の広がりなどで喜びを最大限に表現している」と付き添いの先生は子供たちとともに喜び「みんながこんなに興奮したのは見たことがない」と驚きを隠さなかった。耳の横がわずかに動いた、返事の代わりに瞼がピクピク動いたなどの他、まったく動けない子供の手がちょっと動いた!などの一コマも。 帰りにはぬいぐるみ等のプレゼントを贈呈。来ることのできなかった子どもたちへのおみやげになると大喜びされた。 なお、同協会では「こんなに喜んでいただけるならまた半年後に」と、半年後に再び開催することを約束した。「ゲームセンターに行けるんだ、という希望を子どもたちに持たせてあげたいんです」と中嶋会長は語る。 |
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Nippon Amusement Machine Operators' Union Update 2004/04/01
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